2012年8月26日日曜日

常盤橋の広告塔

紫川にかかる常盤橋のたもとには

円形の広告塔が建てられていたことを

鷗外は「独身」の中で書いている


これは当時のヨーロッパにあった塔をモデルにしたもので

このようなものは日本で初めてのものだったようだ


鷗外は常盤橋を渡って

登庁していたとされるので

しょっちゅうこの広告塔を見ていたのと

その珍しさから小説の中でも描いたのであろう

鷗外が留学していた頃のドイツでも

当時パリなどで使用されていた広告柱が存在していたようなので

懐かしさも感じたのかもしれない


 

現在は当時の三分の一の大きさの広告塔を再現し

当時の面影を忍ばせている


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