常磐橋
1900年頃、紫川下流に架けられていた橋は、常盤橋だけのようだ。旧長崎街道の起点である室町という当時の中心地で川を渡れるようにかかっていたのだろう。現在その地に常盤橋としてかかっているものは、平成7年に木の橋として作られたものである。
現在の橋が昔の橋と似ているのかどうかはわからない。鷗外登庁の際には、常盤橋を馬車などに乗って通っていたとされているので、そこそこの広さがあったのではないかと思うのだが、そうすると現在の橋は少し幅が狭いような気がする。
最初の下宿地の鍛冶町より、2番目の下宿のあったとされる京町のほうが、常盤橋に近い位置にある。この地で生活するうちに、より通勤に便利な場所へ居を移したということかもしれない。
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