2012年9月22日土曜日

始めて小倉衛戍病院分院に至る


鴎外は小倉到着後12日目の明治32年6月30日に小倉衛戍病院分院を訪れている。
上の配置図で見ると、師団司令部の南西にほぼ隣接するように存在している。
もともとはここが衛戍病院そのものであったようだが、第12師団の誕生に伴い、北方の軍施設近くに移転となり、この病院が分院と呼ばれるようになったとのこと。

現在の北九州市立中央図書館前の広いエントランス広場あたりになるだろうか。そして歩兵第14連隊は市立図書館から周囲の公園、さらには小倉北区役所あたりまで含む範囲に広がっていたようだ。火薬庫という文字も見え、まさに軍施設という趣である。

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