明治33年7月29日 「常磐座に演説す。… 聴衆千を踰ゆ」
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明治31年、小倉の船頭町という所に開業した劇場とのこと。当時千人を超える聴衆が入る劇場があるというのも驚きだが、それだけの人を集める鴎外というのもすごいですね。
しかも内容はフリードリッヒ・パウルゼンの倫理学説について語るという類のものだから難易度が高そう。鴎外が高度な内容をどれくらいわかりやすく語ることができたのかはわかりませんが、肉声を聞いてみたいものですね。
ちなみにこの常磐座は、小倉を舞台とした映画無法松の一生のなかでも、大騒動の場面で出てくるそうです。
※パウルゼン…ドイツ人。ベルリン大学教授。哲学者、教育学者。倫理学体系(1889)。
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